レンタル家族はその名の通り家族をレンタルできるサービスのことで、これまでもテレビや映画ではたびたび取り上げられてきました。
しかし!2019年4月28日のフジテレビのワイドナショーで「レンタル家族」が紹介されて、再度いま話題になっています。
これまでも
- レンタル彼氏
- レンタル彼女
- レンタルニート
などいろいろなサービスがありましたが、今はレンタル家族が話題になっています。

番組で紹介されたレンタル家族の内容
ワイドナショーの番組では、レンタル家族の男性の利用者を取材したところ、あるとき寂しくなり妻役と娘役をレンタルしたそうです。
それ以来、3か月に1度のペースでレンタルしているとか。
- 料金は一人2万円
- 妻と娘の2人必要なのであわせて4万円
- 時間は4時間
最初のアンケートで
- 「自分を何と呼んでほしいか」
- 「娘や妻を何と呼ぶか」
- 「癖はありますか?」
- 「普段どのような服が好きですか?」
- 「家にいるときは何をしていますか」
など詳しく聞かれ、この情報をレンタル妻やレンタル娘が覚えて会話に活かされるそうです。
なので、初めて会った時から「お父さん、また同じ格好してる」「お父さん、遅かったじゃないの」とか、他人行儀ではなく自然に言ってくれることが利用者にとっては嬉しいのではないでしょうか。

レンタルした依頼主は
- 本当の家族のように接してくれるのが魅力
- 3か月に1回程度であれば、家族団らんってこういう雰囲気だったなって思い出させてくれるという意味では僕はいいと思う
と話していました。
写真撮影も自由にできるそうですが、プライベートの連絡先交換は禁止。
恋愛感情などを抱いてトラブルが発生した場合は、サービスが打ち切られることもあるそうです。
希望を言うと本当の家族の容姿に似た人が来てくれたり、服装や方言や話し方なども再現してくれるとか。

レンタルされる人は、フリーの役者さんがやっていることが多いそう。
ちなみに番組によると「レンタル家族」は、リピート率が高いとのことです。
レンタル家族の需要は意外にも多い!
家族を必要とする場面は、冠婚葬祭以外にもたくさんあります。
妻や夫の代行という設定は
- 子どもの入試の面接
- 親代わりになって子どもを遊びに連れていってほしい
- 前夫や前妻と会う際の現在のパートナー役
その活用方法はさまざまです。
1案件の目安は2万円~5万円、その相談内容やかかる時間などによって、価格は変わってきます。

今は彼女や彼氏もレンタルする時代
今は彼女、彼氏のレンタルする方も以前より増えているようです。
- 彼女、彼氏がいないのでカップルになってほしい
- 異性とどのように会話を交わしたらよいのかが分からないので教えてほしい
など、個人的な希望依頼から、一緒に買い物やカラオケなどに行ってほしいという内容のものまで、お願いはいろいろ。
1時間あたりの目安は、1万円ぐらい。
3時間までと一応時間制限を設けていることもあり、飲食費、入場費、交通費など実費は別途になっています。

あくまでもレンタルではあるのですが、こういうことまでをお金で解決しようと考える考えには、正直驚きます^^;
気軽に頼めるレンタルサービス
家族や近しい人の親密さを求めるレンタルサービス以外でも、気軽に頼めるレンタルメニューもいろいろと充実しています。
- 話を聞いてほしい
- 一人では行きづらい所に同行してほしい
- 面と向かっては気まずいので代わりにメッセージを伝えてほしい
など。
何だか、一種のカウンセリングに近い感じもします。
しかし、言いたいことが言えないフラストレーションを解消させたいという気持ち、分からないでもない気がします(笑)
1時間当たりの目安は、5,000円~10,000円ぐらい。
実費は別途。
深夜、早朝などの場合は別途相談となるようです。
メール配信サービスをメニューに加えているところもあります。
- メル友になってほしい
- 毎朝モーニングコール(メール)をしてほしい
- メールで相談をしたい
などのサービスがありますが、これらは友人代行のような感じですよね。
人間関係がだんだんと希薄になってきている証拠でしょうか。
月額5,000円~10,000円で、1日1回メールが配信されます。
まだまだごく一部の人たちであると思いますが、何かを気軽に人に頼めない、頼みにくい雰囲気があるというのは、現代の時代らしさなのでしょうか。
それともバーチャルなコミュニケーション手段が増えてきているので、レンタルすることにも抵抗感がないのかもしれませんね。
さいごに
一部の人からは批判的な意見も聞こえてきそうなレンタル家族。
